検索数の推移を確認できるGoogleトレンド

指定したキーワードの検索数の推移や予測される1年先までの予測検索数をグラフで確認できるのが、「Googleトレンド」です。過去のデータから対象のテーマやキーワードの将来を予測できれば、より長く成果を上げ続けるWebサイトを作成できます。

Googleトレンドもキーワードプランナーと同様に、検索件数にもとづいたデータを提供しますが、以下の2点が異なるので両データを同時に利用する際は注意しましょう。

Googleトレンドを利用する

①ブラウザからGoogleトレンド(https://www.google.co.jp/trends/)にアクセスし、画面上部にある検索ボックスにキーワード候補を入力したら、をクリックします。

②対象キーワードの過去の検索件数の推移を示すグラフが表示されます。グラフ右上の<予測>をクリックしてチェックを付けると、1年先までの検索件数の予測が表示されます。

Googleトレンドで確認できる内容

Googleトレンドでは、検索件数の推移以外にもさまざまなデータを確認できます。まずは、検索件数の推移画面に表示される画面で確認できる項目を見ておきましょう。

●キーワードの関連ニュース

対象キーワードに関連する主なニュースを確認できます。グラフ右上の「ニュースのヘッドライン」のチェックボックスにチェックを付けると、グラフ上にアルファベットが表示されます。表示されたアルファベットにマウスのカーソルを合わせると、ニュースを確認できます。

●検索された地域

対象キーワードが利用されている地域を確認できます。検索件数の推移を表したグラフの下に、世界地図とともに地域とその検索件数の相対値(最大値100)が表示されます。ただし、日本語のキーワードをチェックした場合は、基本的に日本のみで利用されているので、あまり有益なデータにはなりません。

●関連するキーワード

対象キーワードに関連する検索数が多かったり、急増したりしている「トピックス」や「キーワード」も確認できます。トピックとキーワードそれぞれにおいて、キーワードと検索数の相対値(最大値100)のリストが表示されています。

急上昇のキーワードやランキングを確認する

Googleトレンドではそのほかに、指定した年に多く検索されたキーワードや、現在検索数が急増しているキーワードのランキングを確認することもできます。

画面左の<ランキング>をクリックすると、指定した年における検索件数が多かったキーワードのランキングを確認できます。
画面左の<急上昇中>をクリックすると、現在検索数が急増しているキーワードのランキングを確認できます。

Googleトレンドでデータを比較する

Googleトレンドでは検索数の推移を、キーワード、地域、期間ごとに比較できます。中でも重要なのが、キーワードと期間の比較です。キーワード間の比較は、キーワードやテーマを選定する際に有効で、期間間の比較は時期による検索数の変動を確認する際に有効です

●キーワード間の検索動向を比較する

P.225手順②の画面で、<+キーワードを追加>をクリックしてキーワードを入力すると、追加したキーワードのグラフが、もとのグラフとともに表示されます。最大5つのキーワードまで同時に比較できます。

●期間を指定して比較する

①画面右の<期間>クリックし、検索キーワード下に表示される<+期間を追加>をクリックします。プルダウンから期間を選択してクリックすると、表示されるグラフの期間を指定できます。最大5つの期間まで同時に比較できます。
②キーワード間の比較同様、期間を追加していくことで、複数の期間のグラフを比較できます。表示されているグラフは「プレゼント」というキーワードの検索件数の推移ですが、毎年12月のクリスマスプレゼントの時期に検索件数が多くなっていることがわかります。

Googleトレンドでは、傾向をチェック

Googleトレンドのデータは関連キーワードの検索件数も含みます。キーワードごとの詳細なデータを確認したい場合は、キーワードプランナーを利用しましょう。