ショップサイトとは?
本書では、ECサイトのように商品販売を主な目的とせず、実店舗への誘導を目的に作成されるWebサイトをショップサイトと呼びます。コーポレートサイトと似た性質を持ちますが、目的の重点が利用者の来店におかれる点で異なります。
実店舗に来店してもらうことを目的とした場合、ほかのWebサイトと異なり、現実世界の物理的な制約を受けます。Webの情報は世界中の人に365日24時間見てもらえますが、実店舗は所在地や営業時間が重要になります。
ショップサイト作成時のポイント
地理情報&ジャンルでSEO対策をする
サービスや利用できる地域が限られているショップの場合は、最寄駅や地名、近くの人気スポットなどのキーワードとジャンルのセットで、SEO対策をします。
例えば、北海道でカフェを探している人の検索結果に東京のカフェが表示されても、訪問してくれる可能性はほとんどありません。また「カフェ」というキーワードだけでSEO対策をしようとしても、なかなか検索結果の上位に表示されません。まずはライバルが減り、また来店する可能性が高い人に見てもらえるよう、「代官山 カフェ」「東京 カフェ」など、最寄駅や地名、近くの人気スポットとセットでSEO対策を行うことが成果への近道となります。
所在地・営業情報を明示する
店舗を訪問しようと思ったとき、まず確認するのが店舗の所在地、そして営業日や営業時間です。必ず「所在地」「営業日」「営業時間」の情報はわかりやすいところに表示しましょう。所在地や営業情報がないと、利用者は電話などで情報を確認しようとするため、スタッフの手間が増え、仕事に支障をきたします。また、訪問しても閉まっていたら嫌だと、訪問自体をやめてしまうこともあります。
店舗の魅力を伝える
商品やサービスラインナップ、店舗の雰囲気や他店との違いなど、見た人が来たくなる要素をしっかりと入れましょう。価格情報を明示し、来店に対する不安を解消したり、スタッフブログなどを効果的に利用したりして、来店しやすくする雰囲気を作ることが大切です。単に店舗の情報を掲載しただけでは、人は来てくれません。店舗に何かしらの魅力を感じるから来店してくれるのです。
来店動機を用意する
できれば、来店動機も用意しておきたいところです。人気の商品があればそれを前面に出したり、クーポンやセールなどのお得情報を用意したりして、見た人がより来たくなるように工夫しましょう。
ショップサイトは現実世界の物理的制約を受ける
現実世界での実際の来店を目的とするショップサイトは、現実世界の距離や時間などの制約を受けます。作成の際のポイントは以下の4点です。
地理情報&ジャンルでSEO対策 所在地と営業情報の明示 店舗の魅力を伝える 来店動機の用意