適切な運用を実現するGoogleウェブマスターツール
Webサイトを運用・管理していく中で、検索エンジンの評価を知り、それを改善作業に生かしていくことは大切です。このような評価の確認や正確な情報伝達をGoogleに対して行えるのが、Googleウェブマスターツールです。Yahoo!JAPANもGoogleの検索エンジンを利用していることをふまえると、Googleウェブマスターツールによって、Googleの評価を確認し正確に情報を伝えられれば、日本の約9割の検索結果に適切な評価を反映できることとなります。
Googleウェブマスターツールを登録する
下記手順③のサイト所有権の確認作業でGoogleアナリティクスの情報を利用します。まずはSec.74を参考にGoogleアナリティクスの登録をしてから、作業してください。
1つのアカウントで複数のWebサイトを管理
GoogleアナリティクスもGoogleウェブマスターツールも、1つのアカウントで複数のWebサイトを管理できます。ウェブマスターツールでは、ホーム画面右上の<サイトを追加>をクリックし、手順②〜③と同様の作業を行えば、サイトを追加できます。
Googleウェブマスターツールを利用する
XMLサイトマップの登録する
検索エンジンにサイト構造やページを抜け漏れなく正確に把握してもらうには、XML形式のサイトマップを作成し、送信する必要があります(本ページColumn参照)。Googleウェブマスターツールを利用すれば、作成したXMLサイトマップを、簡単にGoogleに送信できます。
ペナルティをチェックする
故意にしろ故意でないにしろ、Googleのルールに反した行為をすると、ペナルティを受け、検索結果にまったく表示されなくなることがあります。このペナルティを受けているか否かの確認や、違反箇所の修正後の再審査の申請も、Googleウェブマスターツールで行います。
Googleが課すペナルティには、人間の目によって手動で判定されるものと、システムによって自動で判定されるものの2つがあり、Googleウェブマスターツールで確認できるのは手動で行われたペナルティだけです。加えて、手動ペナルティを課されてもメッセージが表示されない場合もあります。しっかりとルールを知り、日頃からペナルティを受けないWebサイトの作成を心がけることが大切です。
Webサイト運営において必須のツール
Googleアナリティクスと連携させ詳細なデータを取得するためだけでなく、Webサイト運営において非常に重要なツールなので、必ず登録しておきましょう。
検索エンジンに正確に情報を伝えるXMLサイトマップとは?
一般的にサイトマップというと、Webサイトにあるページの一覧で、利用者が目的のページに行き着けるようにするための案内ページをイメージすると思います。しかし、Webサイトにはもう1つ、検索エンジンにサイトの構成を伝えるための「XMLサイトマップ」と呼ばれるサイトマップがあります。
XMLサイトマップには、下画像のように、WebサイトにあるページのURLとその重要度、更新頻度、最終更新日などの情報がリスト化されており、これを検索エンジンに送ることで、作成したページをより早く抜け漏れなく把握してもらえるようになります。
XMLサイトマップの作成方法
XMLサイトマップを無料で作成できるツールもあるので、作成自体は専門知識がなくても可能です。しかし、サイトを更新したりページを追加したりしたときには、毎回XMLサイトマップを作成し直し、検索エンジンに送信しなければならないので、手作業での管理は大変です。Webサイトを作成する際は、XMLサイトマップを自動で生成し、検索エンジンに送信してくれるシステムを利用したほうが良いでしょう。