公開前でも利用できるファンキーレイティング

文章中の特定キーワードの出現率を自力で数えるのは、大きな労力が必要でほとんど不可能ですが、それを可能にしてくれるのがキーワード出現率のチェックツールです。ここでは「ファンキーレイティング」(FunkeyRating)を紹介します。

ファンキーレイティングは、HTMLなどの専門知識のない初心者でも扱いやすいツールで、公開後のWebページはもちろん、公開前のテキストデータもチェックできます。また、指定したキーワードをいくつ増減させたら目標値に調整できるかチェックすることもできるので、より精度の高いSEO対策を効率的に実行できます。

ファンキーレイティングを利用する

Webページのキーワード出現率をチェックする

もっとも一般的な使い方となる、公開されたWebページにおけるキーワードの出現率のチェック方法です。

①ブラウザからファンキーレイティング(https://funmaker.jp/seo/funkeyrating/)にアクセスし、「URLを入力してください」と表示されているテキストボックスにチェックしたいWebページのURLを入力し、<チェック>をクリックします。

②指定したWebページの基本データが表示され、その下にキーワードとその出現数、出現率、相対値のグラフが表示されます。基本データには、SEO対策に大きな影響を与える要素が表示されるので、自分のサイトをチェックする際には、それぞれしっかり反映されているか確認しましょう。表示される項目で「ページランク」と「総単語数」以外の項目は、以下の通りです。

title:検索エンジンの検索結果に表示される、ページのタイトル

description:検索エンジンの検索結果に表示される、ページの抜粋

keywords:検索エンジンのために記述される、ページを象徴する語句

h1:対象のページにおいてもっとも大きな見出し

キーワード出現率を調整する

①「ターゲットのキーワード」と表示されているテキストボックスに調整したいキーワードを入力し、右のプルダウンから目標の出現率を選択したら、<チェック>をクリックします。3つのキーワードまで同時にチェックできます。

②キーワード出現率のグラフにおいて、対象のキーワードの背景が赤く表示され、グラフ右の「調整数」に、必要な増減数が表示されます。

より詳細なキーワード出現率チェック方法

対象のWebページにおいて、ブラウザでは表示されない画像の代替テキスト(alt属性)や、リンクのタイトル(title属性)をチェック対象に含めるかどうか設定できます。

①URLの下に表示される「Altを含む」「Titleを含む」にチェックを付ければ、選択された要素もチェック対象になります。上記「Webページのキーワード出現率をチェックする
」を参考にキーワードをチェックします。

●alt属性・title属性を含まない

●alt属性・title属性を含む

一部の単語の出現率が増加し、出現率が変化しているのが確認できます。なお、検索エンジンは、alt属性やtitle属性も評価の対象にしていますが、実際に画面上に表示されるテキスト要素ほど評価されないため、キーワード出現率ではチェック対象に含めないのが一般的です

テキストデータのキーワード出現率をチェックする

ファンキーレイティングでは、作成した文章をWebページとして公開する前にキーワードの出現率をチェックすることもできます。

①画面上部の<テキストを入力>をクリックすると、テキストデータを入力するテキストエリアが表示されます。チェックしたいテキストを入力して、<チェック>をクリックします。

②Webページ同様、キーワードの出現数や出現率のデータが表示されます。

公開前も公開後もチェックできるツールを利用

Webライティングでは、公開前の作成中にこそキーワード比率をチェックする必要があるので、ツールは「公開前でも利用できる」ことが重要です。