検索エンジンの評価が基本

競合の強さを確認する指標としてもっとも代表的な指標は、GoogleのPageRankです。PageRankとは、被リンクの数や価値をもとにWebサイトの重要度を算定した値で、最低の0から最高の10まで、11段階に分けられます。

PageRankは、各サイトの強さを確認するための重要な指標として利用されてきましたが、近年の被リンクの効果の弱まりとともに、PageRankの指標としての価値も低下しています。しかし、今でも基本的な指標として利用されることに変わりはありません。ここではPageRankの確認方法と、より高度なアルゴリズムにもとづいて判定してくれる便利な競合チェックツールの使用方法を解説します。

PageRankの確認方法

PageRankはさまざまなツールで確認できますが、ここではもとも一般的な、Googleツールバーで確認する方法を解説します。なお、Googleツールバーは、Internet Explorer6以上でしか利用できないので注意しましょう。

①Internet ExplorerでGoogleツールバー(http://www.google.com/intl/ja/toolbar/ie/index.html)にアクセスし、右上の<Googleツールバーのダウンロード>をクリックし、インストールします。

②インストールが終了すると、Internet ExplorerにGoogleツールバーが表示されるようになります。Internet Explorerの<設定>をクリックし、<設定>をクリックします。

③画面左のタブ一覧で<プライバシー>をクリックし、「拡張機能」の<PageRankを使用してGoogleから見たページの重要度を表示する>にチェックを付け、<保存>をクリックします。

④GoogleツールバーにPageRankが表示されるようになります。マウスのカーソルを重ねると、PageRankの値が確認できます。

Internet Explorer以外でPageRankを確認したい場合は、それぞれのブラウザに対応した無料の拡張機能があります。以下に主要ブラウザごとのPageRankを確認できる拡張機能の一例を挙げておきますので、参考にしてください。

ファンキーライバルによる競合チェック

指標としての精度が下がりつつあるPageRankだけでは、正確に競合をチェックするのは難しくなりつつあります。また、キーワードにおける競合度を確認するためには、最低でも2ページ目までに表示される20サイトのPageRankを確認しなければならず、非常に大変です。この作業を、より高い精度でより簡単にできるようにしてくれるのが、「ファンキーライバル」(FunkeyRival)です

①ブラウザからファンキーライバル(https://funmaker.jp/seo/funkeyrival/)にアクセスし、競合をチェックしたいキーワードをテキストボックスに入力したら、<チェック>をクリックします。

②「サマリ」に、指定したキーワードごとのチェック結果が「低」「中」「高」の3段階と、バーの長さで表示されます。バーが長いほど競合となるWebサイトが強いことを表します。競合度が「高」の場合は、競合がかなり強いので、対象のキーワードの利用は避けた方が賢明です。

ファンキーライバルで効率的に競合チェック

競合チェックは非常に手間のかかる作業なので、上手にツールを使い、作業の効率化を図りましょう。