コンテンツの方針を決める6ステップ
本書では、企画を以下の6つのステップに分けて解説します。
STEP1.検索条件をチェックしてニーズを確認する
STEP2.将来性からテーマを絞り込む
STEP3.アクションにつながるキーワードを作成する
STEP4.競合をチェックして勝てるキーワードか確認する
STEP5.人気トピックスとターゲットを明確化する
STEP6.情報の裏づけと関連する情報を収集する
STEP1.検索件数をチェックしてニーズを確認する→ Secion 14
多くの人に見てもらい、より多くのアクションを起こしてもらいたいのなら、ニーズのあるテーマを選ぶことが大切です。そのニーズを確認する手段として、検索エンジンにおける検索件数を利用し、より多くの人が求めているテーマを洗い出します。
STEP2.将来性からテーマを絞り込む→ Secion 15
検索件数によって洗い出したテーマの候補の中で、将来に渡ってニーズのあるテーマを絞り込む作業です。洗い出したテーマの経時的なニーズの変化を確認し、将来に渡って効果を上げ続けるテーマを選定します。
STEP3.アクションにつながるキーワードを作成する→ Secion 16
テーマが決まったら、そのテーマの中で、対策をすべきキーワードを選定します。キーワードとは、検索エンジンで検索する際に入力される単語のことです。SEO対策では、より多くの人が利用し、アクションにつながりやすいキーワードを選べるか否かで、その成果が大きく変わります。
STEP4.競合をチェックして勝てるキーワードか確認する→ Secion 17
キーワードの選定では、競合相手に勝てるか否かも重要な要素になります。どんなにニーズと将来性があるテーマで、アクション率の高い利用者を集客するキーワードを選択できたとしても、争う相手が強すぎてはなかなか成果は出ません。どんなに魚がいるポイントでも、周囲にプロの釣り師がひしめいていてはなかなか魚は釣れないのです。
STEP5.人気トピックスとターゲットを明確化する→ Secion 18
ニーズのあるテーマ、アクション率が高く勝てるキーワードを選んだら、今度はコンテンツの内容を決めます。人気の観光地である北海道でカニのコンテンツを作成したとしても、それがカニの生態や分類の話では人気は出ないでしょう。安くておいしいカニのお店や穴場情報など、より多くの人が話題にしている内容を扱って初めて、人気のコンテンツとなるのです。
STEP6.情報の裏づけと関連する情報を収集する→ Secion 19
「竜馬がゆく」や「坂の上の雲」などで有名な作家の司馬遼太郎さんが、1つの物語を書くのにものすごい情報収集をしていたことは有名な話です。コンテンツのできも同じく、情報収集をどれだけしたかで決まってきます。さまざまな情報源を効率的に利用し、より正確でより豊富な情報をもとに、コンテンツを作成します。
企画を疎かにしたコンテンツは砂上の楼閣
企画はWebライティングの最初の作業であり、以降のすべての作業の土台となります。そのため、企画の完成度でコンテンツの成果は大きく変わります。