SEO対策とWeb画像
SEO対策において画像はほとんど意味のない要素です。そのため、見栄えばかりを重視した画像中心のWebサイトは、十分なSEO対策の効果を発揮できません。しかし、画像を上手に利用すれば、利用者の視線を誘導し、良いイメージを与え、理解を深める手助けになります。
Webサイトにとって、画像は重要な要素です。しかし、画像に頼りすぎるのはよくありません。SEO対策とアクション率の兼ね合いを考え、その上で少しでもSEO対策に貢献する利用の仕方をしましょう。
SEO対策を考えた画像の扱い
画像も利用の仕方によっては、SEO対策においてある程度効果を発揮します。反対に利用の仕方を誤ると、効果を発揮しないだけでなく、マイナスの効果を発揮したり、利用者の利便性が低くなってしまうこともあります。利用者の利便性を高めてアクション率を上げ、SEO対策にも貢献するように、次のポイントをおさえましょう。
代替テキストを利用する
Webでは画像に「代替テキスト」という情報を追加できます。代替テキストは、画像が表示されなかった場合に画像を知るための情報や、目が見えない方のために音声ブラウザが読み上げる情報として利用されます。検索エンジンもこの代替テキストの情報を利用し、画像検索はもちろん通常の検索順位に画像の内容を反映します。
SEO対策の観点からは、代替テキストは画像の内容を簡潔に表すとともに、検索してほしいキーワードを含む全角20文字以内の短文にします。
代替テキストを指定するタグ
<img src=”http://○○” alt=”ここに代替テキストを入力”>
代替テキストは、HTMLのalt属性としてimg要素内に記述します。
■データサイズを小さくする
データ量の大きな画像を多用すると、Webコンテンツの表示速度が遅くなります。表示速度が遅いと利用者にストレスを与えアクション率が下がってしまうのはもちろん、検索エンジンの評価も高まりません。画像のサイズは必要最小限の大きさにするとともに、保存形式も最適なものにするようにして、できるだけ軽い画像を利用しましょう。
幅と高さの指定
Webページを開いたとき、画像がなかなか表示されず、レイアウトが崩れたままのページが表示された経験を多くの方がしていると思います。あらかじめ画像の幅と高さを指定しておけば、画像が表示されなくてもこうしたレイアウトの崩れが生じなくなり、結果として利用者の利便性を高めることができます。
SEO対策はテキストが基本
SEO対策において、画像はほとんど意味がありません。利用の際は代替テキストを入れ、データ量を極力小さくしましょう。また、幅と高さを指定すると、利用者の利便性が高まります。