キャッチコピー作成時の心構え

ターゲットの立場になる

もっとも大切なことは、ターゲットの立場になって考えることです。

自分がターゲットだったら、どういわれたらアクションするか。これが、相手を動かす際の大前提です。そのために、第2章でトピックスを選んだ際に絞り込んだターゲットを、より具体的にイメージすることが大切です。

明るい面やプラス面から書く

当たり前のことですが、「明るい面、プラス面」から考え、作成することが大切です。短いキャッチコピーの中に入れられる要素は限られています。その中にマイナス面を入れ、それを払拭するほどのプラス面を入れることは非常に難しいです。マイナス面を入れるのであれば、キャッチコピーの中ではなく、キャッチコピーの下に続くコンテンツにすべきです。必ず「明るい面、プラス面」に焦点を当て、キャッチコピーを作成しましょう。

キャッチコピーにはマイナス面は入れず、明るい面・プラス面だけを入れましょう。

キャッチコピー作成時の方針

説得力のある理由を明示する

人を動かすには、「コンテンツを読むべき」「アクションすべき」説得力のある理由を伝えることが重要です。たくさんの情報があふれかえっている現在、「何か情報が得られる可能性がある」だけでは人はアクションしてくれません。アクションしてもらうにはアクションする理由が必要なのです。

伝わることを重視する

キャッチコピーというと、何かこった表現や洗練された表現をしたがる方がいますが、大切なのは「どういうかより何をいうか」であり、表現が洗練されていることより、意図が伝わることのほうが大切であることをしっかり理解してください。

広告大賞などで表彰されるキャッチコピーの中には、思わずうなってしまうものもあります。しかし、広告効果という面では、効果をあまり発揮しないものが多いのも事実のようです。「どういうかより何をいうか」、「メッセージが伝わるか否か」がもっとも重要であることを肝に銘じましょう。

キャッチコピー作成時のポイント

より多くの候補を出す

当たり前ですが、より良いキャッチコピーを作成するためには、多くの候補を出すことも重要です。プロが作成しても、1発で最高の案を出すことは困難です。「多作も才能」、より多くの案を出していく中で、洗練されたより良いキャッチコピーはできるものです。

すべての人が動く「説得力のある理由」は3つある

キャッチコピー作成時には、以下の5点に注意しましょう。

  • ターゲットの立場になり、どういわれたらアクションするか考える
  • マイナス面は入れず、必ず明るい面、プラス面から発想する
  • ターゲットが、アクションすべき説得力のある理由を明示する
  • 意図が伝わることを重視し、どういうかより何をいうかを考える
  • 多作も才能。より多くの案を出し、その中から利用するものを選ぶ