無料で多機能な日本語文章校正ツール

誤字や誤変換、言葉の誤用などのチェックは、Microsoft Wordの「校閲」ツール内にある「スペルチェックと文章校正」機能が役立ちますが、高価なことが難点です。ここでは、最大1万字までの文章の誤字や誤変換はもちろん、言葉の誤用や不快語のチェック、ら抜き言葉などの簡単なチェックができる便利な無料ツールとして、「日本語文章校正ツール」を紹介します

日本語文章校正ツール
URL https://www.japaneseproofreader.com
無料で利用できる日本語文章校正ツールです。Web上に公開されているため、ダウンロードする必要もなく、インターネットに接続すればいつでも利用できます。

日本語文章校正ツールで文章をチェックする

①ブラウザから日本語文章校正ツール(https://www.japaneseproofreader.com)にアクセスし、テキストエリアにチェックしたい文章を貼り付けます。

②文章を貼り付けたら、テキストエリア下の<上記の内容でチェック>をクリックします。

③チェック結果に「該当語句」「区分」「問題の種別」「備考・言い換えの例」の一覧と、原文における該当箇所が表示されます。必ずしも指摘内容が正しいとは限らないので、しっかりと内容を判断し、適切と思われる箇所は原文を修正しましょう。

チェック内容の詳細を設定する

日本語文章校正ツールでは、チェック内容の設定もできます。P.213手順①の画面で<設定をカスタマイズする>をクリックすると、チェックする項目を設定できます
基本的にすべての項目をチェックし、結果を見て修正するか否か判断するのが良いでしょう。チェックできる内容は以下の通りです。

チェックしたい項目をクリックして、チェックを付けます。

言葉の間違いや不適切な表現に関する指摘

• 誤用
誤字・誤変換 言葉の誤用 外国地名表記の間違い 固有名詞表記の間違い 人名表記の間違い ら抜き言葉
• 不適切
禁忌・不快語 登録商標など不用意に使うべきでない用語 環境依存文字(機種依存文字)

誰でもわかりやすい表記にするための指摘

• 仮名表記が望ましい当て字 常用漢字表外の漢字 略語 一般的にはより平易な表記が望ましい言葉

上手な文章に仕上げるための指摘

• 二重否定 助詞不足 冗長表現

「日本語文章校正ツール」の結果は自分の目で判断

日本語文章校正ツールは非常に便利ですが、完璧ではありません。その結果は、あくまで校正作業を効率化するための参考であり、自分の目で判断する必要があります。