目的に応じツールを使い分ける

キーワードは、キーワードプランナーの「新しいキーワードと広告グループの候補を検索」オプションやファンキーワードでも関連キーワードを確認できますが、それでも適切なキーワードが選定できなかった場合は、目的に応じてほかのツールも使ってみましょう。対象のキーワードを検索した人が同時に検索した関連キーワードを確認できる、テーマの案出しに向いているツールや、類語辞典のようにキーワード候補の洗い出しに向いているツールなどを使い分け、候補となるキーワードをしっかりと洗い出します。

コンテンツの案出しツール

関連キーワードを一括取得する

入力したキーワードから連想されるキーワードを取得できるのが「FerretPLUS」(フェレットプラス)です。ただし、検索したキーワードの意味とかなり離れているキーワードも多いので、キーワード選定よりはコンテンツの案出しに向いています。

①ブラウザからFerretPLUS(http://tool.ferret-plus.com/)にアクセスし、画面右上の<ユーザー登録>をクリックして登録します。

②「新規ユーザー登録」画面が表示されるので、メールアドレスを入力し、<次のページへ>をクリックします。入力したメールアドレスに確認メールが送信されるので、届いたメールの<認証URL>をクリックすれば登録完了です。

③ユーザー登録が終了したら、<キーワードチェック>→<キーワード発想>をクリックし、テキストボックスにキーワードを入力したら、<チェック>をクリックします。

④入力したキーワードから連想されるキーワードが表形式で表示されます。表の中で気になるキーワードをクリックすれば、そのキーワードから連想されるキーワードの一覧を取得することもできます。

競合やトピックスもチェックできる、ファンキーワード

ファンキーワード(https://funmaker.jp/seo/funkeyword/) は、Sec.64で紹介したファンキーライティングで最初に利用するツールです。関連キーワードとともに将来性をチェックできるだけでなく、競合やYahoo!知恵袋の質問など、企画で必要な複数の情報も一括でチェックできます。ほかのツールとともに上手に利用し、より効率的により質の高いコンテンツを作成しましょう。

セットで検索されるキーワードを一括取得する

検索ボックスにキーワードを入力した際に、そのキーワードを含むリストが表示されることがありますが、これをサジェスト機能と呼びます。「goodkeyword」は、GoogleやAmazonなどのサジェスト機能で表示されるリストを確認できるツールです。意味の離れたキーワードも多いですが、広く浅く候補を取得するのに便利なツールです。

①ブラウザからgoodkeyword(http://goodkeyword.net/)にアクセスし、画面中央のテキストボックスにキーワードを入力したら、<検索>をクリックします。

②入力したキーワードについて、GoogleとBingのサジェストリストが表示されます。

③<Googleサジェスト>をクリックすると、Googleで対象のキーワードに加えて50音、アルファベット、数字を入力した際のサジェストリストが表示されます。「楽天サジェスト」「Google Playサジェスト」でも同様のリストが取得できます。また、<マルチサジェスト>をクリックすれば、GoogleやBingだけでなく、Amazon、Yahoo!ショッピング、YouTubeなどのサジェストリストを一覧で確認できます。

キーワードの洗い出しツール

キーワード候補の洗い出しには、類語辞典が便利です。Webにおいて無料で利用できる類語辞典として、Weblioの提供する類語辞典があります。キーワードを入力して検索することで、キーワードプランナーのデータに含まれていない類語を探し、キーワードプランナーでチェックすれば、もとの語句でチェックしたときとは異なるキーワード候補を見つけられます。

①ブラウザからWeblio類語辞典(http://thesaurus.weblio.jp/)にアクセスし、画面左上のテキストボックスにキーワードを入力したら、右の<項目を検索>をクリックします。

②入力したキーワードの意味ごとに類語の一覧が表示されます。複数の意味があるキーワードに関しては、意味ごとに類語が表示されるので、しっかりと目的に合った意味の類語を利用するように気をつけましょう。

目的に応じて、ツールを使い分ける

どれも関連キーワードをチェックできるツールですが、キーワードの案出しに向くツールとコンテンツの洗い出しに向くツールがあります。目的に応じて使い分けましょう。