第2章 実践! コンテンツライティング
本章から、実際にWebライティングの作業を行います。その前に、これから行う作業の全体像を確認しましょう。各作業において、何を何のために行っているか理解することは、作業の質を大きく上げることにつながるとても大切なことです。
Webライティングの最初の作業、コンテンツを作成するための計画を立てるのがこの「企画」です。ニーズやトレンドからテーマを決め、対策するキーワードを選定し、情報を集める企画は、コンテンツの完成度を決める大事な作業です。
水たまりに糸を垂らしていても、魚は釣れません。魚釣りは、魚がいる池を選ぶことから始まります。どんなに素晴らしい文章でも、ニーズのないテーマでは誰も読んでくれません。成功への第一歩は、ニーズのあるテーマを選ぶことです。
検索件数を調べるツールを紹介し、ニーズのあるテーマの選択方法を解説します。まずは魚がいる池を選ぶこと、ここで失敗したら、どんなに良い竿やエサを利用しても魚は釣れません。しっかりと理解し、実践できるようになりましょう。
現在の検索件数からニーズのあるテーマ候補を選択しましたが、将来に関してはどうでしょうか?せっかく作るなら、長い間ニーズがあり続けてほしいものです。そこで今度は各候補の将来性を確認し、テーマを絞り込みましょう。
ニーズもあり、将来性もあるテーマを決めたら、そのまま作成するコンテンツをイメージしながら強化するキーワードを決めます。その際に注意が必要なのは、キーワードにはアクションにつながるキーワードとつながらないキーワードがあることです。
ニーズと将来性のあるテーマで、アクション率の高い利用者を集客するキーワードを作成したら、最後に競合のチェックが必要です。どんなに条件の良い釣り場でも、周りにプロの釣り師がひしめいていては、なかなか成果は上がりません。
いくらニーズのあるテーマでアクション率が高く勝てるキーワードを選べても、内容が興味をひかなければ利用してもらえません。選んだテーマで多くの人が興味を持つトピックスを確認し、人気のコンテンツを作成する準備をしましょう。
人気のトピックスとターゲットが明確になったら、それをもとにコンテンツを作成するための情報を収集します。正確でオリジナリティの高い情報を作成するには必須の作業なので、おろそかにせず十分に時間をかけるようにしましょう。
企画で集めた情報をもとに、実際にあらすじを作成し文章を作成していくのが「執筆」作業です。文章を読みやすく魅力的にするのは次の「編集」の作業で行うので、まずは構成、表現と表記、文章量以外は気にせず、一気に書き上げます。